糖質の摂取を控える糖質制限ダイエットは実効性が高いダイエット方法として人気です。
「糖質が太る原因だ」といわれる理由は糖質そのものにあるのではなく、摂り過ぎが原因なのです。そもそも糖質は炭水化物、タンパク質、脂質、の三大栄養素にあたる炭水化物の一部です。現代人の食事の内容を見ると、炭水化物の割合が高く、どうしても糖質の摂取が過多になる傾向にあります。ではなぜ、糖質を制限するとダイエットできるのでしょうか。一つ目の理由は、体内にある中性脂肪がエネルギー源として利用されるためです。糖質の摂取を制限して体のなかの糖が足りなくなると、体内に蓄積されていた中性脂肪が分解され、エネルギーとして使用されるため、結果的に脂肪の減少につながるのです。二つ目の理由は、糖質を制限すると血糖値の上昇が抑えられ、血糖値の上昇に比例して分泌されるホルモン「インスリン」の分泌も抑制されるためです。インスリンは血糖値を下げるために血液中の糖を脂肪細胞に取り込むよう命令を出すホルモンです。つまり、インスリンの分泌量が少なければそれだけ糖が脂肪細胞に取り込まれなくなり、結果として太りにくくなるというわけです。